メリットしかない?コーヒートリビア

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コーヒーを飲むことのメリット

最近の人たちはみんなコーヒーと好んで飲んでいるように感じます。確かにおいしいし私もよく飲みます。でもたまに飲み過ぎなのでは?と感じてしまうことも…。しかし、コーヒーにはさまざまなメリットがあるとされているのです。ここではそんなコーヒートリビアをご紹介します!

コーヒーを飲むことのメリット

長生きができる!?

アメリカの国立がん研究所が行った研究によると、定期的にコーヒーを飲む人は、そうでない人よりも長生きする可能性が高い、ということがわかったようです。理由は明らかになっていませんが、コーヒーに含まれている抗酸化物質が原因ではないかと考えられています。また、コーヒーを飲むことで、煙草や間食などの代わりとなり、カラダに悪い習慣を減らしているからという説もあるようです。さらに、ハーバード大学が行った研究によると、1日に1杯から3杯のコーヒーを飲むと、糖尿病にかかる確率を下げるなど、健康面に劇的な効果をもたらすことが分かったようです。1日に6杯以上飲む人は、更にその数値が下がるようです。また、パーキンソン病の確率は80%、結腸がんについても25%減るとされています。そして、ある専門誌が行った研究によると、1日に4杯以上コーヒーを飲む女性は、乳がんにかかる確率が40%低くなるという結果も出ているそうです。

カラダを鍛える!?

カラダを鍛える前にコーヒーを飲むことで、エンドルフィン(脳内麻薬)が分泌され、効果的に体を鍛えることができるそうです。エンドルフィンは、運動効果を高め、長時間トレーニング続けられるように体に働きかけてくれますし、コーヒーに含まれるカフェインは、運動後の疲労感を軽減してくれる働きもあるのです。また、カリフォルニアで行われたある研究では、定期的にコーヒーを飲む人は、定期的にコーヒーを飲まない人に比べて思考能力、日常生活での問題解決能力が高いという結果が出ています。とくに年配の女性に対して効果が高かったようで、コーヒーに含まれるカフェインが、アミロイドベータの凝集を防ぐというのが理由の一つのようです。アミロイドベータの生産が減少すると、脳はスムーズに機能することができて、アルツハイマー病の抑制にもなるようです。

脳卒中になりにくい!?

韓国のソウルで行われた家庭医学会の研究によると、1日に1杯以上コーヒーを飲む人は、脳卒中になる可能性が低くなることがわかったそうです。とくに女性は、25%も減少するらしく、フィンランドで行われた男性を対象にした別の研究でも、1日4杯以上コーヒーを飲む人は、そうでない人に比べて12%脳卒中になる確率が低くなるようです。さらにコーヒーには、1000種類以上の抗酸化物質が含まれており、関節炎の炎症を減らしたり、特定の種類の癌の原因物質を取り除いたりと、健康面に多くのメリットをもたらしているようなのです。抗酸化物質の働きが活発であると、体調が良いだけではなく、見た目も生き生きとしてくるとのことです。最後に、ある専門誌が調べたところ、1日に4杯以上コーヒーを飲む女性は、そうでない人に比べて、痛風の発症率が減少するという結果が出たとのことです。コーヒーに含まれる抗酸化物質には、体内のインスリンを減らす働きがあり、それによって痛風の発症率や、尿酸値も下がるという仕組みのようです。

このようにコーヒーには多くのメリットがありますが、ミルクや砂糖、シロップなどを入れる人は、そのカロリーを注意しましょう!!

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